2023年8月19日 第4回子ども食堂
深緑の森の中で、小さな奇跡が繰り返されています。それは「森の子ども食堂」という特別な場所での出来事。今日で4回目の開催となったこの食堂では、親子連れが楽しい時間を過ごしています。
前日からの準備は、いつものようにタープを張り始めることからスタートします。そして、朝7時半、窯に火が入り、机や椅子が並べられ、食材が準備される。毎回のことながら、準備の時間はあっという間に過ぎてしまうのです。
10時、待ちに待った開始時間。次々とやって来る親子たちの中には、この食堂が初めてという子も。今日のメニューは、自分たちで作るピザ。手のひらで丁寧に生地を伸ばす子どもたちの姿は、心からの楽しさと集中力が伝わってきます。形は自由。丸であれ、ハートであれ、星形であれ。そして、自家製のソースとトッピング、チーズをのせたら、最後の仕上げとしてオリーブオイルをふりかけ、待望のピザ窯へ。
焼き上がったピザは、その美味しさだけでなく、子どもたちの手によって一つ一つ作られた愛情が詰まった一品。そのピザを前に、子どもたちの笑顔は、この上なく輝いていました。
そして、食事の後は、自由に遊び、おしゃべりを楽しむ時間。フードパントリーからのお土産を抱え、家路につく子どもたちと「またね!」の言葉を交わす。
「森の子ども食堂」は、ただの食事の場所ではありません。ここは、親子が絆を深め、新しい友情や経験を育む場所。次回のこの食堂で、その特別な時間を共有したいと心から思います。